わたしたちの理念

 

○学校・塾とは違う第3の教育機関として

 

 日本では、義務教育により6歳から15歳までの全員が、小・中学校に通っています。そこでは、クラスのみんなで同じ授業を受け、同じ学習をするといった形式が取られています。勉強が得意な子、苦手な子、その内容に学ぶ意欲を持っている子、そうではない子など様々な子どもが同じ教育を受けるということです。これでは、全体の学習進度に合わない子どもが出てくる、子ども11人の学習意欲を活かせないといったことが起こってしまいます。教員1人で30人程の子どもを指導する学校で、子どもに個別の対応を行うことには限界があると言えるでしょう。

 

子どもの教育に関して個別の対応を望むのならば、塾に行けばいいではないかといった主張もあるでしょう。しかし、塾で教育を受けるには、その対価として少なくはないお金が必要とされます。また、自分が興味を持っていることに専念するため、塾に通う時間的余裕がないといった子どももいるでしょう。したがって、誰しもが塾で教育を受けられるとは限りません。

 

そうした教育界の現状を踏まえて、私たちエコールリーブルは誰もが個別の教育を受ける機会が保障されるべきだと考え、子どもたちに無償で個別の教育を提供すべく活動しています。

 

 

○「学ぶ」って楽しい?

 

「子どもたちは学ぶことを楽しんでいるのだろうか」これは日々の活動を通じて、私たちからわき上がった疑問です。子どもたちは学校での勉強だけに留まらず、これから先も学び続けていきます。学ぶことを楽しめるかどうかは、人生の豊かさをも左右する重要な問いであるのではないでしょうか。

 

では、子どもに学習を楽しいと思ってもらうために何ができるでしょう。まず、子ども自身が「わかった」と感じることは重要です。たとえ学習内容に興味があったとしても、分からないと感じることが続けば子どもはその学習が嫌いになってしまうからです。「わかった」という経験こそが学習の楽しさであるとも言えるでしょう。それに加えて、子どもたちの興味関心を広げ、深めていくことも私たちにできることです。学校や塾とは異なる自由な学習環境を活かして、子どもの興味に合わせた学習も行っていきます。

 

このように、子どもたちに学習を楽しいと思ってもらうことを最大の目標に掲げ、私たちは活動していきます。